ノベル

□さあ悪夢を始めよう
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アッシュ復讐物語
場面がアクゼリュス崩落後ユリアシティ
パーティ+アルファが厳しめ&死亡エンドで連作予定

ティアのレプリカが出てきます
軽微ながら残酷表現あり

主体→黒アッシュ












「お前は死ね!」

ザクリ、といとも簡単に貫通した黒刃は心臓を貫きレプリカは光の粒へと変わっていく。

悲鳴を上げ喚く女もついでに殺し、同じく分解してから顔を上げた。

「アウラ」

先ほど殺した女と同じ顔、同じ声、同じ格好、

「何かしらアッシュ」

同じ仕草。叩き込んだものは一つの狂いもなく順調らしい。

「打ち合わせ通りにやれ」

「わかってるわ」

アウラと呼ばれた女は床に落ちている、彼女が愛用していただろう武器や物品を拾う。その間にアッシュはレプリカと同じになるよう髪の色、服装に再構築を施して顔付きを真似し、唯一残ったレプリカの武器を拾い上げた。

「行くぞ」

無言で先を歩くアウラはとても出来の良いレプリカだった。アッシュ自らが手塩にかけて調整し、オリジナルの記憶まで刷り込んである。

「ルーク。これからはどうするの」

「決まっている。バチカルに戻って――」

その前にゴミを片付けなければいけない。

「…話は後だ。今は屑共を始末する」

「どうやって?」

「お前は何があっても町に残ると言い張れ。後は俺がどうにかする」

「人使いが荒いわ。後でちゃんと説明して頂戴」

長い歩道を進みユリアシティに着くとアウラは迷いなく市長の元へ向かった。



それから二人が入れ代わったことに気づかない屑共はタルタロス打ち上げの後、原因不明の爆発に巻き込まれ全員行方不明。

ティア・グランツとルーク・フォン・ファブレの二人だけがユリアシティからバチカルへ向かい旅立ったという。






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二人で旅立った後は入念に打ち合わせをしていることでしょう。バチカルで何をするのか、いわずもがなですね。


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