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□ネタ
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◆ 三行小説集
パソコンのメモ帳に細々書いていたんですが続きそうにないのでリサイクル。どこかのネタで使ったら削除していきます。
♪おそらく人間不信アッシュの1コマ
見ていたアッシュが同じように真似して詠唱し発動させると、譜陣が広った範囲全体の床を深々と抉ってしまうほどの威力があった。訓練用の人形は文字通り木端微塵で跡形も無い。
先に手本として見せた上級兵の威力はというと、訓練用の人形が少し傷ついたくらいでアッシュの威力の比ではない。
上級兵の顔が盛大に引き攣った。
それからアッシュは自分が知っている譜術を何度か試してみたが、訓練所が半壊したので半分も試せずに終わった。
アッシュは舌打ちし、「訓練所が脆い」という捨て台詞を残して自室へ引き上げた。
後にこの光景を目にした者はこう語る。「――バケモノだ」と。
♪好血症アッシュ
生きて帰りたくば血を流すべからず。
これは特務師団の教訓である。
最も、この教訓ができたのは「鮮血のアッシュ」が師団長を務めるようになってからだ。
◆
鮮血が舞う。その瞬間、アッシュの眼の色が変わった。
「もっと見せろ」
口許を吊り上げて、目の光は闇を孕む。血溜まりに似た赤髪が靡く。
その綺麗な赤が欲しい。けれどすぐに色を失い、汚いモノへと成り下がる。
欲しいのは、その鮮やかなアカい色。
――彼は後に「鮮血」の名を頂く戦士となる。