D灰 dream
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「待ってたわよ、アディ」
食堂に着くと、アディはリナリーに出迎えられた
『…え? リナリー?』
リナリーだけではない
食堂の一つのテーブルには、十人ほど人が座っている
「ふふっ、驚いた? アディなら、この時間に食べに来ると思って、エクソシストのみんなに声をかけておいたのよ」
リナリーはそう言って、アディの手を取った
「みんな、紹介するわね!
アディ・エレバン、12歳
寄生型のエクソシストで、強いわよ〜
ずっと長期の任務に行っていていなかったけど、昨日帰ってきたの
仲良くしてあげてね」
リナリーがそう言うと、早速反応があった
「アディ、オレのこと分かるか? 前に何度か会ったことあるさ〜」
赤毛で眼帯をしている青年が、アディに話しかける
『……多分、分かる。確か、ラビだったよね?』
アディが少し考えてから言うと、ラビはにぱっと笑った
「覚えててくれたなんて、うれしいさ! そのうち一緒に任務に行けるといいな!」
そう言ってアディの頭をぽんぽんと叩く
それから、リナリーは一人一人を紹介していった
クロウリーやミランダは初対面で、お互い緊張していたが、すぐにうち解けられた
そうしてエクソシストの面々は朝食を終え、各自移動していった
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