D灰 dream

□06
1ページ/1ページ


「待ってたわよ、アディ」


食堂に着くと、アディはリナリーに出迎えられた


『…え? リナリー?』


リナリーだけではない


食堂の一つのテーブルには、十人ほど人が座っている


「ふふっ、驚いた? アディなら、この時間に食べに来ると思って、エクソシストのみんなに声をかけておいたのよ」


リナリーはそう言って、アディの手を取った


「みんな、紹介するわね! 

アディ・エレバン、12歳

寄生型のエクソシストで、強いわよ〜

ずっと長期の任務に行っていていなかったけど、昨日帰ってきたの

仲良くしてあげてね」


リナリーがそう言うと、早速反応があった


「アディ、オレのこと分かるか? 前に何度か会ったことあるさ〜」


赤毛で眼帯をしている青年が、アディに話しかける


『……多分、分かる。確か、ラビだったよね?』


アディが少し考えてから言うと、ラビはにぱっと笑った


「覚えててくれたなんて、うれしいさ! そのうち一緒に任務に行けるといいな!」


そう言ってアディの頭をぽんぽんと叩く


それから、リナリーは一人一人を紹介していった


クロウリーやミランダは初対面で、お互い緊張していたが、すぐにうち解けられた


そうしてエクソシストの面々は朝食を終え、各自移動していった


.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ