D灰 dream
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「アディ、ラビ。ちょっといいかしら?」
夜の9時頃
教団の談話室で、アレン・ラビ・アディの3人がポーカーをしている時
リナリーがアディとラビに話しかけた
「『何(さ〜)?』」
「任務をお願いしたいの」
「えっ? 僕はハブですか?」
「で、任務の内容は…」
疑問を口にしたアレンを無視して話始めようとするリナリー
「ハブられた挙げ句に無視ですか…」
へこみ始めるアレンに、リナリーが救いを手を差しのべる
「冗談よ、アレン君。アレン君は私と任務よ」
リナリーのその言葉にアレンはパッと顔を上げた
「そうなんですか〜。良かったです、ハブられたんじゃなくて」
安心そうな言葉を漏らした
「そんなことはどうでもいいさ。で、リナリー。オレ等の任務は何なんさ?」
「ドイツにある、“死の館”について調べてきてほしいの」
『“死の館”??』
疑問符を浮かべるアディに、リナリーが紙の束を渡す
それと同じ物が、ラビにも手渡された
「詳しいことはそれに書いてあるわ。急なんだけど、出発は明後日よ」
パラパラと紙をめくっていくアディとラビ
その紙には、こんなお話しが書いてあった
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