short story
□『片思い』
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某笑顔動画のくじCPを見て好きになったCP。だからものすごいマイナーwww
前もそうだったけど、セーちゃんはセシルちゃんです。
マシュー→セーちゃん→兄ちゃんみたいな感じかな〜。
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「で、今日は何で喧嘩したの?」
セシルはフランシスさんと喧嘩したとき、決まって僕のところにやってくる
「別に喧嘩なんかしてないッス。なんとなくここに来ただけッスから」
リビングのソファーに座り、足を抱え込んでいるセシル
「じゃあ、なんでそんなにふくれっ面なの?」
僕がそう言うと、セシルはそっぽを向いてしまった
「だって、フランシスさんが…」
セシルは涙目になって僕に訴えてくる
「街で美人な女の人に声をかけていたんだもん…」
やっぱりか、と思いながら、ソファーから立った
「やっぱり、フランシスさんはあんな風な美人の女の人が好きなんだ…」
自分で言って、落ち込んでいるセシル
僕はキッチンから、ホットケーキを取ってくる
「セシルが来るような気がしたから、焼いておいたんだ。食べる?」
セシルは無言で頷き、メープルシロップをたっぷりかけて食べ始めた
「やっぱり、マシューの作ったホットケーキは最高ッス」
ホットケーキを食べている内に、さっきまで涙目だったセシルの顔は明るくなった
「ありがとう。おかわりもあるからね」
それからセシルは美味しそうにホットケーキを食べ続けた
「フランシスさんが女の人に声をかけるのは、癖みたいなものだから。そんなに気にしない方がいいよ」
唐突に僕が切り出すと、セシルは眉間にしわを寄せる
「癖…ですか…?よく分からないッス…」
僕はふふっと笑ってしまった
「セシルはそのままでいいんだよ。セシルは、美人じゃなくて可愛い、なんだから」
僕はそう言って立ち上がり、セシルの前にある何ものっていないお皿を持って、キッチンに向かう
(僕は何を言ってるんだろう…///)
僕はお皿を片付けながら赤面してしまった