妄想の世界のお話

□↑のツナ視点
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なぁ、いつからだっけ?

お前が、

俺と話すときに目を合わせなくなったのって。

何で?

ディーノさんや雲雀さんとは目、

ちゃんと合せてんじゃん。

山本に至っては肩に乗ったりしてるし。

なんでだよ。

そんなに、俺のこと嫌いなのかよっ!?

・・・考えれば考えるほどワケ分かんなくなる。

アイツのこと考えるとモヤモヤして、

自分じゃどうしようも無くなる。

あ、そうだ・・・

アイツなら何か知ってるのかな?










――ピーンポーン・・・――



「・・・はーい‼」



――ガチャッ――



「あ、ツナ君!」

「突然ごめんね?」

「全然いいよ♪」

「ありがと、それでなんだけど・・・」

「?」

「コロネロ、居る?」

「うん、今オヤツ食べてるよ♪」

「ちょっと話したいことあって・・・。」

「じゃあ、私の部屋つかって?」

「ありがと♪」



流石、京子ちゃん♪

もの分りがイイ子って俺好きなんだよね〜♪

ちなみに可愛いしww

・・・でも、いつからだろ?

いつの間にか、

彼女は俺の憧れに変わってた。

好き、ってわかんない。



――パタパタ・・・――



「コロネロ君?」

「・・・何だ、コラ?」

「あのね・・・

 ツナ君が話したいことがあるんだって。」

「?」

「ここじゃ、ちょっと。」

「私の部屋はあっちだよ?」

「俺が案内してやるぞ、コラ」

「うん。」



コロネロはアイツの馴染だから、

きっと俺の悩みの解決になると思うんだよね。





――ガチャ――



「・・・で、なんだ?コラ」

「リボーンのことなんだけど・・・。」



アイツと言えばリボーンだろ?



「?・・・アイツがどうかしたか?」

「何か、変なんだ。」

「はあ?」

「俺と目、会わせてくんないんだ。」

「・・・・・・・・・。」

「アイツって俺の家庭教師だろ?」

「・・・・・・・・・。」

「それなのに、目、会わせないとか。」

「・・・・・・・・・。」

「今までこんなこと無かったし、」

「・・・・・・・・・。」

「俺、どうしたらいいか分かんなくって。」

「・・・・・・・・・・。」

「って、コロネロ、お前さ、人の話、聞いてる?」

「・・・それは、な?」

「?・・・嫌がらせなのかな、やっぱり。」



こんな風にしか思ってなかったから、

コロネロが言った答えに俺は。

ただただ驚くしかなかった。



「アイツ、お前がすきなんだぞ、コラ。」

「・・・・・・・・・は、い?」
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