小説

□それぞれの勉強
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八「兵助ー!」

兵「うるさい」

八「ひどっ!」

兵「テスト前だというのに騒がしい奴だ。その元気を勉強する方に使おうとは思わないのか?」

八「だから兵助のところに来たんだよ。勉強教えてくれねぇか?」

兵「大体はっちゃんは人に頼り過ぎなんだ」

八「頼むからさ!」

兵「だからはっちゃんは…って、勘ちゃんに三郎どうして笑ってるんだ?」

勘「…いや、だってさ…二人の会話が成立してないし」

三「お前らの耳は相手の言葉が自動変換されるようになってんのかよ」

雷「あはは…」

兵「それは勝手なことばかり言うはっちゃんが悪いのだ」

三「勉強ぐらいやろうと思えば一人で出来るだろう?」

八「それはお前らだけだ…」

勘「兵助も雷蔵も普段から勉強してるんだから」

三「兵助は天才型じゃないよな」

勘「うん、兵助は普通に勉強すれば入ってくる秀才型だよね」

三「雷蔵は努力型だな。いつも真面目に授業受けてるし」

勘「雷蔵みたいに努力してるのがやっぱり一番だよなー」

八「三郎と勘ちゃんは?」

勘「俺は授業受けなくても入ってくるんだよなー」

三「私も勉強なんてしていない。勘右衛門と同じで入ってくる」

勘「鉢屋嘘つきー。本当はかなり勉強してるくせに」

兵「い組の奴で自習室で三郎を見かけ「お前ら黙れ」

雷「三郎も勉強頑張ってるよね」

三「雷蔵…っ!」

八「なんで雷蔵だと素直なんだよ…」

兵「…で、はっちゃんは?」

八「俺?」

勘「あ、わかった!はっちゃんは勉強しても頭に入らないから」

三「馬鹿型だな」

八「お前らが出来過ぎるんだよ!俺は馬鹿じゃねぇー!」


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