小説

□怒ってもらった
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三「兵助」

兵「なんだ?」

三「怒れ」

兵「はぁ?」

雷「急に何言ってるの?三郎」

三「いや、兵助が怒ったところってあまり見たことないだろ?」

八「確かにそうだけどさ…」

兵「急に怒れと言われてもな…」

三「豆腐でも潰したら怒るんじゃないか?」


グシャッ


兵「うわぁぁぁぁん!俺の豆腐ー!!」

全「「「あ、泣いた」」」

八「そりゃ泣くだろ!」

三「じゃあ風呂のシャンプーとリンスの中身を逆にしてやろう!」

勘「地味にきつい!」

八「つーかそれ言ったら意味ねぇし!」

三「そうか、他には…」

八「こらこらこら、これ以上兵助をいじめようとすんじゃねぇ!」

三「まだ兵助に怒ってもらってない!」

八「怒らせようとするなよ!」

雷「あーあ…また喧嘩始めちゃった」

勘「でもあの二人って仲良いよなー」

雷「喧嘩するほど仲が良いってやつかな?…あれ、兵助どうしたの?」

兵「三郎ばっかりはっちゃんと仲良くてずるいのだー!!」

全「「「あ、怒った」」」


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