★夏の扉★
□機械仕掛けのなんとやら
1ページ/17ページ
う〜ん…目がシバシバする…
ずっと病院で寝泊まりしてたから疲れが溜まってるのかなぁ…
家に着いたら、まずは布団に入って爆睡しよう…
足取りが重いままアパートに着くと誰かがドアの前にいる事に気付いた
「草間野分くん?」
「え…あ、はい…」
ドアの前に居たのは怪しい笑い方をしている男性…。話しかけられてしまった…
なんで俺の名前を知ってるんだろう…
「や〜♪良かった良かった!!!見つかって!!!君に、プレゼントをあげよう!!!あ、プレゼントって言ってもモニターになってもらうだけだから、最終的には返してもらうけどね!!!」
「え!?あの、急にそんな事言われても困ります!!!えっと、何かのセールスならお断りしてますので…!!!」
どうしよう…変な人に絡まれた…
「え〜!!!セールスじゃないよ!!!俺は宮城庸。ロボットを造る会社で働いててね、君には人型ロボットのモニターをお願いしたいんだよ〜♪ね?ね?」
「ひ、人型ロボットですか!?いや、やっぱり断ります!!!ご、ごめんなさい!!!」
「いやいやいや!!!君じゃなきゃダメなんだ!!! よろしく!!!」
その人は大きいダンボールを渡してダッシュで逃げてしまった
「ええっ!!!え〜…どうしよう…コレ。」
きっとダンボールの中には人型ロボットが入ってるんだろうなぁ〜…。
……………。
…とりあえず家の中に入れよう…。
ガタガタと近所迷惑な音を立てながら家の中にダンボールを運びダンボールの前で正座した
…き、気になる…。どんなロボットなのかな?
続きます♪