★夏の扉★
□正しい日傘の使い方
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「上條君が良いかと…私は全面的に応援させて頂きたい。」
「ちょ!!!柳教授っ!!!高森もキモいと思うよな!!?」
「いえ。素敵だと思います。頑張って下さい!!上條先生!!」
親切な柳教授と優等生の高森に助けを求めたが無駄だった。
「はい!!!上條が女装するって事で…けって〜い!!!」
頬杖をつきながらニヤニヤしてる宮城教授に殺意が…
こんな話になっているのも大学が馬鹿げたイベントを考えたから…
イベント内容は
キラメけM大!!!学部対抗☆一番可愛い男の娘はダ〜レだ!!選手権☆(強制参加)
クダラナさ過ぎる…
「アイツは?高橋美咲。アイツとか女装似合いそうじゃないですか。脅してやらせるんで。」
悪いな高橋、オレの身代わりになってくれ。
「私は上條先生の可憐さを押したい。」
柳教授の頭は大丈夫か!!?
「オレも、生徒より教員が出た方が受けが良いと思います。」
な、なんでだ…
二人ともいつもオレの味方してくれるのに何故これだけは譲らねぇんだよ…!!!
「そ〜だ!!!そ〜だ!!!女装が似合うのは俺か?柳教授か?いや、違う…上條、お前だっ!!!」
真顔で言われてもムカつくだけだ!!!
「知りませんよ!!!宮城教授がセーラー服でも何でも着れば………気持ち悪いですね」
「だろ。今、自分で想像して吐き気がしたぞ。」
「…………分かりました。高森、柳教授、宮城教授が1人5万ずつ出すなら着てやっても良いですよ。ま、出せないでしょうけど……」
女装させるだけで金なんか出さないだろ
「はい。5万♪」
なんで!!?
続きます♪