★夏の扉★
□どんなに愛しているかを話す事ができるのは…
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今日は病院の仕事仲間と楽しく酒を飲んでいた。
そこで、聞こえたのは…
「お〜い!!!かみじょ〜!!!起きろってぇ〜!!!」
ん……?上條?
声のする方を見ると……
「か、上條さん!!!」
そこには絶賛片想い中の上條さんと、その上司が居た。
「あれ〜?君は……草間君の上司の?」
「あ、ども。あの、上條さん、どうしたんですか?」
目をやると上條さんは大量のビールジョッキを抱きしめながら爆睡していた。
目元が赤くなっていて妙な色気が……
「上條と飲みに来たのは良いんだけど…今日、荒れに荒れまくっててさぁ〜!!!なんか、学生に告白されたのを嫌がらせだと思ってるみたいで…」
告白した生徒も可哀想に…
「でね、散々騒いだ後、上條が爆睡しちゃってさぁ〜!!!俺もそろそろ帰らないと……忍が……」
「忍………?彼女さんッスか?」
「彼女……う〜ん。押しかけ女房。みたいな…?」
「へぇ。………あの、俺が上條さんの面倒見ましょうか?ちゃんと家まで送るんで♪」
ちょっと酔った上條さんイジりたいしなぁ。
「えっ!!本当〜?だったら、お願いしちゃおうかな〜。」
おっ!!!ラッキー♪
「ど〜ぞ♪責任もって預かりま〜す♪」
可愛い寝顔の上條さんを見つめながら宮城教授を家に帰した。
続きます♪