長編

□決意
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目覚めたら体が重くてまたやる気が起きない。
もうやめようって思ってた。
けれど母の一言がまた私のやる気を奪う。

「間に合わなくなるよ!早く起きて!」
「…わかってる」

「もう間に合わないじゃない!早く起きなさい!」
「…わかってる」

「もう何回言ったと思ってるの!7時の電車にも間に合わないじゃない!」
「…知ってるよ」

「また行かないなんて許さないからね!」
「…っせえな。…遅刻で行くからいい」

「そんなこと言ってんじゃない!早くしなさい!」

時計を見るともう7時20分。
本当だったら6時代の電車で学校に行く。
まあ7時30分ごろでもギリギリ間に合う。

現在高2で時期的には三学期始め。
二学期後半にも風邪とか精神的にダメとか理由つけては学校を頻繁に休んでいた。

学校では進学先を決めろだとか、将来の夢を持てだとか、毎日のように言われて正直ウンザリ。

自分のやりたいことをやれって言う割には、もっと将来を考えろって言う教師達。
母も父も、自分のことは自分で決めろって言うのに、結果的には大学に行きなさい…ってさ。

何のために将来を考えなきゃいけなくて、誰の言うことを聞かなきゃいけなくて、私の将来って一体なんなのか。
最近ほんとにわかんない。

学校を休み出してからは、授業にはついていけないし、休めば休むだけ、クラスメートの視線が気になって、また休む。

そんな悪循環を繰り返してたら、しまいにはそこまで仲の良くない友達にまで説教みたいなメールされて。

なんで学校行ってんだかもわからなくなって来た。

…学校ってなんだ?
友達ってなんだ?

嫌な友達。
けど何が嫌なのかすらわからない。


そういえば私、今何のために生きてるんだろ。

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