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□デパケンR100mg
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※デパケンR100mg--------
バルプロ酸ナトリウム (Sodium Valproate) は、抗てんかん薬、抗躁薬として用いられる有機化合物の一種。
特異なにおいがあり、水に溶けやすい。

てんかん、またてんかんによる行動障害のほか、躁病、躁うつ病などに適応がある。
GABA(γ-アミノ酪酸)トランスアミナーゼを阻害することにより抑制性シナプスにおけるGABA量を増加させ、薬理作用を発現する。
日本では協和発酵キリンからデパケンR、興和からセレニカRなどの商品名で販売されている。


※禁忌--------
・重篤な肝臓障害のある患者(致死的な肝障害悪化の恐れ)
・カルバペネム系抗生物質との併用(バルプロ酸の血中濃度低下)
・尿素サイクル異常症患者(高アンモニア血症の恐れ)
・妊娠している者は原則として服用を避ける(催奇性・胎児への肝障害等発現、退薬症状発現の恐れ)


※用法・用量--------
・1日400〜1200mgを分割経口投与する。
なお症状、年齢により適宜増量する。
治療効果が期待できる濃度域が限定されるため(50〜100μg/ml)、バルプロ酸として血中濃度をモニタリングする必要がある。




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