短編(碓氷.爽太郎多め)

□お前だけ。
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私の彼氏は、超俺様主義。
普通の人なら引いちゃうかも??




「はっほんまアイツらしょーもないことしよるわ!!」

虎が私の家になぜかきている。
私の家は虎と違って豪邸とかじゃないしお金持ちだってこともない。

そんな私が虎と出会ったのは一年前。
たまたま雅ヶ丘の門前を通ったときにあまりの豪華さに見とれてしまった。
すると後ろからふいに声をかけられた。
びっくりして振り向くとそこには虎が。
それからちょこちょこあうようになって、今恋人同士になっている。

「…ねえ虎」

「なんや??」

「なんで私の家に来たの!?こんな貧相な家に…」

「お前は嫌なんか??俺が家くんの」

ソファにどかっと座ったままにやりと笑って聞いてくる。
わかってるくせに聞いてくるんだから…

「…嫌じゃ、ないけど」

「まあ俺がわざわざこんな家に来てやっとうだけでも感謝せえや。普通なら来んでこんな家」

なんかさっきから人の家を悪く言い過ぎじゃないですか…??
じゃあ来なくていいじゃん
と思うけどなんとなく言い返せなかった。

私ははあ、とため息をついて虎と向かい合わせにソファに座った。


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