短編(碓氷.爽太郎多め)
□独占欲
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「ねーねー美咲」
「どうしたの拓海」
「なんで今日男装デイなわけ??」
学校が休みで今日もバイト。
そして今日のメイド・ラテは男装デイ。
「知らないよ。とりあえず拓海は来ちゃだめだよ」
「じゃあ路地で立ちすくんでる」
「…何時間立ちすくむの??てか拓海臨時バイト頼まれるんじゃない」
「その手があった」
拓海がこの手を忘れるなんて珍しい。
さっきから心なしかそわそわしてるし…。
そしてなんやかんやで到着。
「おはようございます店長」
「おはよう美咲ちゃん!!あら碓氷くんも!!また臨時バイトしてくれる??」
店長はすでに着替え終わっていて迎えてくれた。
「はい。任せてくださいよ」
「頑張ってね拓海」
私はそういって更衣室に向かおうとした。
が、それは拓海の手によって叶わなかった。
「拓海…??」
「浮気したらダメだよ??」
「なっ…!!するわけないでしょ!?」
私はそう叫んで更衣室に入った。
えーと…ああイマイチ男装の仕方わからない…。
髪長いからなぁ…
ダメだ拓海に頼もう。