連載(碓氷寄り)
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※4話は別になくてもいいんじゃないかと思い飛ばして2巻に入ります。
5話について少し説明入れときます。
・美咲と拓海はキスしていないので話の内容がオリジナリティ
・無論幸村とのキスもなし(そのうちそのシーン作ります)
・いきなり雅ヶ丘乗り込みます・ちなみに私は虎のことずっと“たいが”だと思っていたので美咲は虎のことタイガって呼びます
本編すたーと
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「美咲、今日雅ヶ丘に話をつけに行ってくる。
悪いが馬鹿どもの制止を手伝ってほしいんだが」
「わ、私も…!?」
先日うちの生徒が起こした問題で雅ヶ丘に行くことになり、生徒の制止を美咲に頼んだ。
その頼んだ美咲の様子が急に変化した。
いつもの余裕のある雰囲気は消えていて、冷や汗が流れている。
「美咲…??具合でも悪いのか??」
「…ううん!行こう美咲!」
そして雅ヶ丘前のバス停で降りる。
何故か碓氷までついてきている。
「………」
「副会長??様子おかしいよ」
「…気にすんな」
バスに乗ったときから美咲はずっとこのままだ。
やはり体調が優れないのかもしれない。
「…しかし…いつ見ても嫌味な校舎だな 雅ヶ丘…!!」
目の前にそびえ立つ、いかにも金持ちが通う学校。
中に入っても私たちに対する視線は見下したような感じで気分が悪い。
「ここだ」
「チェス部??」
「…いかにもウチみたいな貧乏校には無い類の部活だな…」
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美咲side-
来たくなかった。
雅ヶ丘なんて
あいつがいるに決まっている。
帰りたい、近寄りたくない…!!
「み、さき…」
「どうした??」
「ごめ…私帰る……!!!!」
私は美咲にそれだけ告げて出口に向かって行った。
「は、はぁ…早く、外に…!!」
ドンッ
前を見ずに走っていたため誰かにぶつかった。
慌てて顔をあげ謝罪をする。
「すみま、せ……!!」
・・・・
「…よぉ久しぶりやな」
全身から血の気が引いた。
冷や汗と共にとてつもない拒絶感に見舞われる。
「た、いが……」
「どこぞで何しとんのか思っとったら…まさか星華におるやなんてな」
伸ばされたタイガの右手が私の頬に触れる。
「い、や…触んな…!!」
私はそれを何とか振り払って雅ヶ丘を後にした。
「逃げたって無駄やのにな、相変わらず阿呆やな…くくっ…」
続く
5話めっちゃ短い…