ぷよ・魔導

□自分の幸せ
1ページ/9ページ


ここはプリンプタウン

夏休み中と言うことで、街を歩く人口は少し高めとなっている



そんな中、暑さに負けず街を仲良く歩く二人組がいた

赤ぷよ帽を被った少女、アミティと
魔導師の卵、アルル



やはり暑いのか、アミティは手で自分をパタパタ扇いでいる

二人が暑さに苦笑しながら歩いていると、前方から見慣れた顔が近付いていた



「やあ。夏休みも終わるって言うのに、キミ達は勉強もしないで遊んでいるのかい?」



勝ち誇った様な笑みを浮かべ、メガネを一度上下させる



「あ、クルーク!なんだか久しぶりだね〜」



先程の言葉が聞こえていたのかは謎
アミティがいつもの調子で話しかけた



「その調子じゃ、全然勉強もしてなさそうだね」

「うっ…ちゃんと帰ったらやるもん」

「ま、ボクには関係ないけどね。それじゃ、用があるからこれで」



それだけ言って二人の横を過ぎ去って行く

二人が歩きだそうとした瞬間、後ろから「あ、そうそう」と何かを思い出したような声がかかった



「特別に教えてあげるよ」


そこで一端言葉を切り、続ける



「この辺りで黒いサンタからプレゼントが貰えるっていうウワサがあってね。どうせ暇なら探してみみなよ」

「黒い…サンタ…?」

「面白そう!探してみようよ!」

「ま、せいぜい頑張ることだね。それじゃ」



そう言い残し、方向を変えて去っていった



「この時期にサンタなんて不思議だね」

「一体何が貰えるのかな?」

「私は頭が良くなる薬とかがいいな!」

「とにかく探してみよう!」

「んー…まずは公園にでも行ってみよっか!?」

「そうだね、何か知ってる人がいるかもしれないし」

「それじゃあ、レッツゴー!」



アミティの言葉を合図に、二人は公園へ向かった
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ