ぷよ・魔導
□明日へ…
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「今日の役割はあらかじめ連絡しておいた筈だ。各班ごとに分かれて早速準備を開始してほしい」
広間に集めれた人々やモンスター達が動き出す。もう少しで人酔いしそうという量だ。
こういう時の準備はとてもしっかりしているサタン。
みんなの移動を眺めている途中でルルーの声がかかった。
「サタンさま、私には特別な仕事があるとおっしゃっていましたが…一体何を?」
「それは後で話そう。…というか、あのヘンタイはどうした?」
大分人が減った広間を見渡しながらルルーに問う。ルルーもまた振り返り、周りを見回した。
「そういえばまだ姿がありませんわ。サタンさまに呼ばれたというのに失礼なヤツ…」
「仕方ない、アイツのことだ、そのうち来るだろう。」
「それもそうですわね。それじゃサタンさま…二人で準備を始めましょう」
二人きりになれるのでテンションの高いルルー。
誰も来るなと言うような見えないオーラに寒気を感じるサタンであった。