*GIFT*
□夏恋華火
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普段はキザでベタなことなんてしないレン。
リンはどんな表情か気になって前に回り込んだ。
「あ!レンも顔真っ赤アハハ」
「……」
「もう!レンってば」
「リン?急に覗くなんて卑怯だよ…」
!?!
駄目だ…どんなにベタ展開予想しても
私の予想以上に心は喜びの拍を刻む
レンと繋がった一瞬の唇
リンはこれまで以上に頬を染めた。
「レンの方が…ズルい!」
「嫌だった?」
「…嫌じゃない」
なんてバカップルなんだろうとお互い心でわらう。
「あ!花火だ」
たまにはこんな思い出もいい。
「行きますか、お姫様」
いや、毎年こうして二人で幸せな思い出でが続くきますように…
「アハハ、喜んでリンの大事な王子様」
二人の素敵な恋を祝福するようにこの夏一番の花火が上がった。