*記念小説*

□うちら、俺ら、ずっと…
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「リン、レン、今日は何の日だか知ってる?」



11月25日、鏡音姉弟はMEIKOにそう聞かれた。



「ん〜、ミカンの日?」



そう答えたのは姉のリン。



「いやいや、それはないだろ」



これは弟のレン。



「え?じゃあ何?」



姉の問いに弟は



「バナナの日……じゃね?」



「それはないでしょ」



姉が弟に同じようなツッコミを入れる。


そこで、黙っていたMEIKOが再び口を開いた。



「二人共に関係する日よ」


「「!!!」」



二人は同じように目を見開き、同じように手を打った。

そして



「「分かった!」」



と同じように叫びました。



「リン、言っていいよ」



とレンが言いました。

同時に



「レン、言っていいよ」



とリンが言いました。


二人は顔を見合わせ、プッと吹き出すと、じゃあ一緒に、と



「「ロードローラーの日!」」



違います。


でも、MEIKO姉様はそんなに意地悪ではありません。
優しく言います。



「惜しいなぁ、いいセンだけどね」



「えぇ〜っ、分かんないよぉ」



リン、叫ぶ。



「まあまあ、リン」



レン、なだめる。



「じゃあ、もう少し考えてみて。きっと分かるはずだから。」



そう言うとMEIKOは去っていった。
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