*記念小説*
□ハク姉おめでとう!
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11月21日 AM.5:00
いつもはシンとしているボカロ一家の家に微かな動きがあった。
「いい?二人ともよく聞きなさい?」
赤い服を着たスタイルのいい女性が、黄色い髪をした顔のよく似た子供に小声で話し掛ける。
「うん。」
その子供二人も小声で頷く。
「では、今回のプロジェクトは「ふあ〜おはよう、みんな!」
赤い服を着たスタ(ryの声を、寝ぼけたような、しかし深く甘い声が遮った。
「ん?みんなどうしたの?」
その声の主―― KAITOがその赤い服を着たスタ(ry――MEIKO
そして黄色い髪をした顔の(ry――リンとレン
さらに空気のような存在感で…いや、眠っている緑のツインテールの少女――ミク
を見回して言った。
「KAITO……あんたねぇ…」
MEIKOがものすごい目付きでKAITOを下から睨み付けた。
「ひぇぇぇぇ!めーちゃん、怖い!何で!?俺何かした!?」
「あんた…昨日言ったじゃないの!!!」
「えっ、あっ、そっか!ごっ、ごめんっ!めーちゃん!」
さて、昨日ボカロ一家で何が話し合われたのか…
ちょっと時間を戻してみよう。