詩室
此処は置き詩室になっています。
皆様からの作品
お待ちしています。
※詩や短歌と思われない書き込みは
見つけ次第消去します
変なHP、こずかい系
荒らし、中傷も消去の対象です
※宣伝はしないでください
足跡は広場に
書き込んでください
違う場合も削除の対象です。
御理解ください
[書込]
03/16(Sun) 02:14
2014.3.11
mog
見上げれば穏やかな空
足もとを濡らす細波
落ちていくオレンジに
涙の色が絡み付く
目に見えなくても眩しい景色
耳に届かなくても賑やかな音
セピアに飾られた僕らの暮らしは
傍らで鮮やかに息をしている
肌寒い風、３月の空
遠くで春雷を待つ涙ぐんだ雲
ならんだ写真の中にあの人を見つける
あの日の問いかけは未だ返らず
あの時の答えは未だ届かず
時は止まったまま動き続ける
嫌でも僕らの前に朝日は昇り
無理やりに背中を押されて僕は進む
今を歩ける慶びと
今を共に歩けない哀しみに
居すくまる僕を前へと追いやっていく
見上げれば穏やかな空
足もとを濡らす細波
落ちていく視線の向こうに
瓦礫の山が立ちふさがる
僕は前に進む
僕らは歩いてゆく
残された僕らは残されたままじゃいられない
時は不意にうねりを見せて
僕らの内側を波立たせる
それを頼りに
僕らは
歩いてゆくんだ
ただ、
今だけは、
この鐘の音が鳴り止むまでは、
時が足音を止めた
今だけは
見上げて
あの風景を
あの音を
思い出を抱えた
あの頃と変わらない空を・・・
波間に触れて一際輝くオレンジに
ぎこちない街の移ろいが呑みこまれていく
HP
[ﾚｽする]
[削除]
11/16(Sat) 22:00
ありふれた独白
mog
疲れ知らずな体躯を走らせ
道なき道を
覚えたての｢正義｣を掲げ
主人公をひたすら演じた
乾いた陽射しが心地よい
自らの幸せを噛みしめた
幼き日
目の前のものすべてを輝かせていたのは
誰のおかげ？
疲れのたまりきった器の身体
重く腰を降ろしては
言い飽きた｢現実｣を白旗に
裏方の自分を鏡に映す
｢正義｣を識った頭でっかちは
グルグルと廻る折り合いと妥協に
自らのちっぽけを噛みしめた
現在
昔輝いていた風景が一層輝きを放って僕を遠ざけるのは
僕の仕業といつから気づいたろう
年月を歩ませたのは
誰が僕に何を求めたから？
僕はそれに応えているのだろうか
まだ希望は捨てない
ただただ灰色な
見通しのない僕の行く先
ため息を聞きつけて
あの頃と変わらない
乾いた陽射しが僕を覗きこんだから
｢大丈夫だよ｣
無邪気に笑って見せた
幼き日のように
HP
[ﾚｽする]
[削除]
11/16(Sat) 02:39
名前を呼んで
龍桜雪菜
明るい声
優しい歌
聞こえた気がした…
優しく名前を呼んで
私はここにいるから
泣き出したくて
逃げ出したくなる
それは君だけじゃない
君は 狡いよ…
いくら手を伸ばしても
届かない花は
まるで君のようだね
君の名と同じ花は
まだ蕾だね
何故 蕾のままに
何故 散ってしまう
今日という日に
傷付いて
明日という日を
諦めないで
独りが嫌なら
一緒に行こう
繋いだこの手は
私からは離さないから
空を見上げて
溜め息ひとつ
近くからは君の声
優しく名前を呼んで
私も必ず
春になったら
君を呼ぶから…
HP
[ﾚｽする]
[削除]
10/23(Wed) 15:27
かなしみ
戯言管理人
深い闇に足をとられて
ただやみくもに求め
虚しさに心が折れる
いくら求めてもきりがない
つきまとう虚しさに振り回されるだけ
日常が欲しい
叶わぬ夢
ランダムに刻まれる時に
ただもがく
かなしみの向こうには何も見えない
掴んでは消える光
自らの深き罪
泪溢れる
まだ渇れていない
僕の光は夢の先
HP
[ﾚｽする]
[削除]
09/07(Sat) 00:02
葵夏
今宵集うは、
仮面を被った若い男女
その仮面に描かれているのは
嘘だらけのan expression
さぁさぁ今宵も
偽りの宴を、始めましょう
sp Thanks＊ﾟ･
HP
[ﾚｽする]
[削除]
08/30(Fri) 02:13
慟哭
mog
トク…
トク…
鳴り止まない
鳴り止まない
煩わしい音
根底で
物悲しく
鳴り響く
小さな音
一人になると
ふさぎこむと
奥底から
囁くように
不安を呼び
孤独を誘う
トクン
トクン
ぎこちなく脈打つ
そのリズムは
痛みを伴いながら
地の上に
空の下に
僕らを縛る
それは
ひたすらに
ひたすらに
僕らに語りかける
トク…
生きろ
トクン
生きろ
ドクン
生きろ
目をとじれば聞こえる
耳をふさげば聞こえる
いつも側で鳴り止まない
脅迫めいた信号
理由もない
感情もない
ただひたすら
微かな痛みを伴って
僕らを生かし続ける
小さく
小さく
力強く
青白い喜びの傍に
赤黒い悲しみの傍に
ドクン
響く慟哭
HP
[ﾚｽする]
[削除]
12/03(Sat) 23:26
歩いても歩いても
葉っぱもなか
歩いても歩いても
何もなかった
歩いても歩いても
何もなかった
でも
歩くのをやめたら
そこにあった
あったあった
歩くのをやめたら
見つかった
HP
[ﾚｽする]
[削除]
09/18(Sun) 00:00
グレーテル
蘭
怖い 怖い
黒い 汚い 憎いけれど
私には 貴女しか居ない
甘い 甘い
お菓子の家の中で
貴女を焼き殺すのは私
貴女を喰らい尽くすのは
私だけ
HP
[ﾚｽする]
[削除]
08/11(Wed) 16:54
別れ
奏音
貴女が好きと言った
長い髪はもう要らないね
じょきり
貴女が似合うと言った
あの服はもう要らないね
びり びり
貴女を抱き締めるための
この腕ももう要らないね
ざくり
貴女に捨てられた
こんな僕はもう要らないね
ばいばい
愛しすぎた日々
重すぎた愛が
貴女を拒ませたなら
軽くなるよ
ほら
空に浮いて
風を切って
べしゃり
ばいばい
HP
[ﾚｽする]
[削除]
05/08(Thu) 23:48
偽愛
遥
雨の空 傘と恋人と
あぁだめだ
(手が寂しいよ)
もう 夢は覚めた…?
変わらない日常が巡る
夢の残像 日々やつれていく私の顔と
変わったのはそれだけで
世界は回って
最初からなかったように
全てを嘘に変えた
また聴きたいよ
一度だけでいい
聞こえない こんなに近くにいるのに
ねぇ、全て嘘って言って…
いつ、どこで、誰に
また愛してるって言うの?
偽りの愛してるなんて
繰り返しても 全部は隠せない
もう、泣かせちゃダメだよ?
言えるはずなくて
また言いたいよ
一度だけでいい
話せない こんなに近くにいるのに
本当に想ったときに使って欲しい言葉は
それだけだった
今も昔も変わらない
泣かせないで 側にいて
全てを嘘に変えた
spade…
貴方は私じゃなくても良かった
それだけ
全部は隠せない
(spade…手が寂しいよ)
もう、夢は覚めた。(死笑
HP
[ﾚｽする]
[削除]
[次へ][TOPへ]
[書込]
[ｶｽﾀﾏｲｽﾞ]