彩りの栞

□桜花の記憶
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予感がする―――



目の前に広がるのは…満開の桜並木

同じ様に桜色の着物を纏った私は桜舞うその道を歩く

何故だろう…?

どうしてこんなにも心がざわめくの…?

私は…誰かを探して…る…?





―――風が桜の花びらを舞い上げる




そして…満開の桜花の中に佇むのは…


緋色の着物を纏った長い髪の青年



やっと見つけた――



「―――!」


え…私は何て言ったの…?


彼の名前…?




――彼がそっと…振り返る…
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