小説

□振り向いてくれたら…【完結】
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「かーしまさんっ!」

「……」


私の呼びかけを無視する愛しい人。
もう無視されることにも慣れた。
だから私は振り向きもしない愛しい人の背中に向かって言う。


「好きです」
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