短編小説
□こばなしB
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※ユリルク
『名前を書こう』
「あ――――ッ!!!」
「あ?」
「ユーリてんめぇ!よくも俺のアイス食いやがったな!!?」
「あぁわりーわりー。まだ半分あんぞ、食うか?」
「誰がお前の食いかけなんているかッ!!」
「しょうがねぇだろ?アイスが俺を呼んでたんだ」
「ユーリって実はバカ?バカなんだな?そうかそうか。
よし、じゃあ死ね。死んで詫びろ」
―――バギッ
「うわ、バカ!アイス一個で命まで取る奴があるかっ」
「頭狙ってないもん腹狙ったもん」
「いやいやいや、十分タチわりーって。
だいたい人間様よりアイスの方が大事だってのかよ」
「少なくともユーリよりは」
「…なんてヤローだ」
(暑いとイライラすんだよな)
あつい!そしてくだらない…!