短編小説


□慣れない変化
1ページ/7ページ


現在のTPOを説明しよう。

俺とユーリ、エステル、フレンは学校帰りに待ち合わせをして、現在マックに来ている。

何をしてるかというと


「それでは、二人の仲を祝して…乾杯です!」


お祝いされされていた。

それはもう羞恥プレイのごとく。


先日のゴタゴタから、なんやかんやでユーリと、その…お付き合いを、させてもらっている。


それを聞いたフレンとエステル(主にエステル)が、お祝いをしなければ!と企画してくれたのだ。


何でもエステルは高級レストランを予約する勢いだったらしいが
「それだけは勘弁してくれ」という俺とユーリの必死の頼みから、結局いつものマックで、となった。


お祝いは、すごく嬉しい。

が、限りなく恥ずかしい。


「ユーリに好きな人なんて、まさか本当に実在するとは思わなかったよ」


「お前な…」


「でもこんな素敵な方だったなんて!
ふつつかなユーリですが、どうぞよろしくお願いします」


ペコリとエステルが頭を下げる。
ルークも慌てて頭を下げた。


「い、いやユーリにはいつも世話になりっぱなしで…」


「エステルは俺の母親か?つか、お前も乗んな」


ペシ、と頭を叩かれた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ