短編小説
□こばなし
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『飴』/ユリルク。
もごもご。
「…何食ってんだ?」
「飴!リンゴ味〜」
「へぇ。…俺にはくんねぇの?」
「あ〜ごめん。貰い物だからこれしかないんだ」
「貰った?…ガイか?」
「んーん。知らない人」
「………は?」
「だから、知らないおじさんから貰った」
(知らない奴から物を貰っちゃいけません!)
…心配は尽きませんね。
※
『似てるよね』
/ルーク+ラピード+TOV(男性陣)
スタ、スタ、スタ。
トテトテトテ。
スタ、スタ、スタ。
トコトコトコ。
「…ねぇ、ユーリ」
「ん?」
「ラピードって、あんまり人になつかないんじゃなかった?」
「まぁ基本的には」
「その割に、ルーくんにはずいぶん付きっきりねぇ〜」
「うん、なんか心配でしょうがない!って感じ」
「………」
「おんやぁ〜?青年ってばジェラシー?」
「黙れおっさん」
(…きっと、飼い主に似たんだね)
ユーリとラピード。