Avere desiderio di vero
□confessione
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「…あの人、馬鹿じゃないの
ボスが部下を信じるのは当然だろ?ましてや、彼はファミリーを大切にする馬鹿みたいに甘い男だ」
「ヴァリアーもベルフェゴールやおチビの言い分も聞かずにそのまま騙されて舞凪ではなく京を襲うなど…!」
『許せない……っ
ヴァリアーやディーノを騙して、私を手に入れたいなら京みたいに直接、私を狙えばいいのにっ!!』
「舞凪、どうするつもり?
今回は10年前みたいに一筋縄ではいかないよ」
雲雀ができるだけ平然を保ち舞凪に尋ねると返ってきたのは笑顔
『もちろん、ヴァリアーやディーノは傷つけない
……でも、私の大切な仲間を騙して、襲った…女は許さない
だから、無実を証明して復讐者の牢獄にぶち込んでやる!』
「舞凪らしい…単純明快な答えね…」
『だって、どれだけ裏切られても傷つけられても、悪口を言われても…大切な私とベルの居場所は今も変わらない
たった一つ、ヴァリアーだけだから
ベルがいるから私は戦うよ。修羅であろうと私は突き進む。裏社会に足を踏み入れて私はそれを決めたから』
舞凪は穏やかに笑って応えるとその場にいた全員が驚きの表情を浮かべてから顔を綻ばせた