Avere desiderio di vero
□redita
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空港…
『ふわぁ……舞とルイ、寝ちゃったね』
「ししっ、可愛い寝顔!
アジトに戻ったらティアラ見つけてくっからなー」
「姉さーん!」
『わっ!ふ、フラン…?』
「ちくしょー
この堕王子さえいなけりゃミーのものだったのによー」
「ししっ、バカじゃねーの?
王子がいなかったら舞凪は死んでたんだよ」
舞凪は二人のやり取りにクスリと笑ってから舞を抱え直す
「…うー……」
「あっ、舞が起きちまったな。ルイはぐっすりだぜ?」
『ベルとは違うね
性格は逆だったりして』
「えー…じゃあ、女の子が堕王子みたいに捻くれた性格になるんですかー?」
「誰が捻くれてるかもう一回言ってみろ」
「ベルセンパイに決まってるじゃないですかー
姉さんは性格、捻くれてませんよー?」
その言葉を聞いたベルは数本のナイフを取り出してフランの被り物へと刺していく
『喧嘩はそこまでにして
ルイまで起きちゃう』
「はーい。というかーさも普通そうに聞いてるんですけどー…
その子供ってまさか…」