→Nino←

□A to the R→S
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A to the R→S



智「これ、どーゆー意味なんだろ?」

和「何がですか?」



『Attack it!』の収録後

打ち上げの計画を立てていたときに
その疑問は生まれた。



智「“A to the R→S”…なんかの暗号かなぁ?」

和「あぁそういえば。意味知らないわ」

潤「翔くんが帰ってきたら聞けば?」

智「うーん…」



ジャンケンで負けた罰ゲームとして
アイスの買い出しに行った翔ちゃん。

あと何分で帰ってくるんだろ?



雅「いいじゃん!」

潤「え?」

雅「俺らでこの暗号解こうよ!!」

和「うわ、難しそう」



ニノが机に置いてある
歌詞カードを手に持った。

それを横から覗く。



和「“A to the R→S”ねぇ…」

智「こりゃあー謎だな。」

雅「“(A)相葉 は (R)ロックと(S)ソング”」

潤「……はい?」



視線が相葉ちゃんに集中する。



雅「“(A)相葉 は (R)ロケットで(S)サヨナラ”…いや、絶対違う!」

潤「あの…大丈夫ですか?(笑)」



どうやら
当て字で解読してるらしい。



智「ほぉー、なるほどね。」

雅「“(A)相葉 は (R→S)留守”」

潤「もうちょい歌詞っぽく訳しましょうよ!」



本気で解読してやろうと
その場に座り込んだ4人。



和「とりあえず“(A)相葉”で考えるのやめませんか(笑)」

智「“(A)愛”とか?」

潤「おぉ!それいけるんじゃね?…ねぇ相葉さん?」

雅「うん、すげぇいいと思う!」



少しの沈黙の後
ポンと手を叩いた相葉ちゃん。



智「お!出た?」

和「言っちゃってくださいどうぞっ!」



深く深呼吸をしてから
今にも笑いそうな顔をして
一気に言い放った。



雅「“(A)愛 は (R)ラブと(S)セッ〇ス”」

潤「おい!」



松潤に頭を叩かれる相葉ちゃん。



和「相葉さんサイテー」

智「さ、サイテー(笑)」

雅「リーダー、笑ってんじゃん!」



すっかり暴走したおいら達は
浮かんだ言葉を
どんどん言い放っていった。



雅「“(A)愛 は (R)ラブの(S)スキ”」

智「“(A)愛 は (R)ロマンと(S)智”」

和「“(A)愛 は (R)労力と(S)ストレス”」

潤「“(A)愛 は (R)略奪(S)してこそ”」



もう完全ふざけてるな。

解読する気なんて
これっぽっちもない。



でもこれくらいが
楽しいんだよね。




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