Ohno*

□選択肢⇒▼抱きしめる
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*Break Story*



……とゆうのは

もし、おいらがギャルゲーをしたら
って仮定の話しであって…


実際問題そんな
うまくいくわけないんだ人生。



「お待たせリーダー!…って何、ギャルゲーやんの?」

「あ、いや…」



店頭のゲームコーナーで
たまたま目に付いたのが
それ(ギャルゲー)だったから。

なんとなく見てたら
あんな想像が
膨らんじゃったんだよね。



「やんねぇよ(笑)」

「だろうね、やりそうにないし(笑)」



何の前触れもなく
いきなり手を繋いできた。

聞かなくても分かってる。


これは“帰ろう”の合図



「んじゃ…行こっか?」

「うん、帰ろ。」



何かさ、
毎日がギャルゲーみたい。

すぐそばにこんな
ツンデレっ子がいてさ。



「今日は何買ったの?」

「ん、戦○無双ww」



だって何かもう…
女の子じゃん(笑)

可愛いんだよマジで。



「ただいま!」

「おじゃましま〜す」



自分の部屋に入った途端
さっき買ったソフトを開けるニノ。

初めてやるとは思えない手つきで
ゲームを進める。



「それ楽しい?」



おいらはその横に
寄り添うように寝そべった。



「そりゃもう!大満足っすよ!」



見てるこっちが楽しくなるほど
ハイテンションでやってるから
目が離せなくなる。



「良かったね、いいの買えて。」

「ふふwリーダーもやりますか?」



おいらの頭をポンポン叩く
これは…

“甘えてもいいよ”の合図だ。



「んー…いいや。」

「そう?じゃ貸さない(笑)」



TV画面から
視線を逸らさない君。



「ねぇ、ニノ?」

「何ですか、貸しませんよ?」

「いや違くて…」



一瞬だけ振り向いたけど
また画面に目を向けた。



今すぐじゃなくていいから
いつか答えが聞きたい。

ニノはおいらのこと…



「……好きなのかなって。」

「え、あぁ…好きですよ?」



(……え?)

自分の耳を疑った。



「……マジで言って…っ」

「こーゆー戦闘モノでしょ?好きですよ、ストレス解消にはもってこいだし!」



……………。

まぁ、人生そんなもんだろう。



選択肢がいっぱいありすぎて
何が何だか…





もう分かんねぇや(笑)





‐END‐
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