頂き物
□†告白†
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好きなあの人に想いを伝えよう………
†告白†
「よぉ、手塚。今日はわざわざすまないな。」
「否、練習試合の計画を立ててくれた事に礼を言う。」
今日は青学と氷帝の練習試合。
主催は跡部で、練習試合の場所も氷帝学園で行う。
「おっチビ〜!頑張ろうにゃー!!」
「そうッスね。」
菊丸がいつものように、リョーマに抱き着く。
リョーマは慣れっこなのか、別に後ろから抱き着く菊丸を払う気も無い。
そんな様子を見ている氷帝メンバー…。
「くそくそ菊丸!越前に抱き着きやがって!!!」
「止せよ、岳人。激ダサだぜ?」
「でも…羨ましいですね。」
「う〜…俺も越前くんにギューしたいC〜!!」
「同じ学校と他校ってそないに違うんかなぁ…」
「壁……ですかね…。」
「ウス………。」
結構見慣れている光景なのに、今日はやけにモヤモヤとしている。
「だぁ〜!侑士が昨日あんな話をしたからだぞ!」
「俺のせいかいな…;」
昨日の話と言うのは………
―昨日の氷帝学園・昼休み―
「侑士〜。今日は学食で食おうぜ!」
「ええよ。おっ、宍戸に鳳に日吉。お前らも学食か?」
「忍足に岳人。おぅ。何だ、お前らもか。」
「奇遇ですね!」
「俺は弁当なんですが、コイツ(鳳)が誘って来たので…。」
「じゃぁ、一緒に食おうぜ!」
とまぁ、5人は一緒に学食へ向かった。
そして、学食には跡部と樺地、そして寝ている芥川もいた。
真っ先に気付いた向日は跡部達が座っている席へと一直線に向かう。
「跡部ー、一緒に食おうぜ!」
「アーン?お前らか。別に構わないぜ。」
向日に続いて宍戸達も跡部達と同じ席に着いた。
ワイワイとお喋りをしていると………
「あ、跡部様!」
「お前…俺がいるのに違う男かよ。」
「何?ヤキモチ?跡部様は格好いいけど、一番好きなのは貴方よ。」
「………悪かったな/////。」
「ふふっ。」
『………。』
そんなカップルの光景を見ていた跡部達は一瞬、リョーマの顔が過ぎった。