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□ドリンク・パニック
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「そんでもって、突然止まったと思ったら『円堂の匂いがする〜』とか言って入口に猛ダッシュしたらお前が来たというわけだ」


匂い?まさか風丸に円堂の匂いを判別する力があると初めて知った一同だった


「で、一体だれが酒なんかを」

「俺だよ☆彡」

「「おまえかぁぁぁぁぁ!!!!」」


どっかの帰国子女のようなノリで名乗り出てきたのは風丸に酒を手渡したヒロトだった
まあ、風丸と緑川というメンツで誰かはなんとなく予想はできていたが
しかし、そうなると・・・


「お前もか・・・吹雪」

「えっ、なんでわかったの?」


やっぱり・・・
鬼道はため息をつきながら痛くなる頭を抑えた


「一体どこから持ってきたんだ、お前の年だと買えないだろ」

「家からに決まってるだろ」


まさか吉良星次郎のものを?
そう豪炎寺が聞こうとしたら


「姉さんのを」


瞳子監督!!!???
意外、いや意外じゃないかもしれないけど意外!
あの人が酒を飲むと思っていなかった


「大人にはヤケ飲みしたい時もあるんだよ。難しいね人生って」


何が瞳子監督をそんなに追い詰めていたんだ!
アイツらか、ネオジャパンのアイツらなのか!!!
どうしてしまったんだ瞳子監督!!!


「まあ、それはともかく姉さんがヤケ飲み用に買い占めていたお酒を数本盗んできちゃったVv」


買い占め!まさかの準備万端!!?


「そして協力者は吹雪君で」

「えへっVv」


えへっ・・・っじゃねええええええ
何やってんだこいつらぁぁぁ


「動機はなんだ?」


鬼道が取調べを始めた


「ただの好奇心で〜、酔っ払った二人に興味を持っただけですよ〜」


あぁ、警察の人たちはいつもこうなのか・・・と豪炎寺は冷めた目で取り調べられている二人を見つめた
そんな二人の向こう側では今にでも地球を征服しそうな勢いのレーゼ様が栗松を踏み台に叫んでいた
そしてもう一人は変わらず円道に甘えている



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