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□ココロが教えるこの予感
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「他にはどこも怪我してないんだよな?」
そう聞いてきたのでオレは首を縦に振った
少しヒリヒリするけど怪我ってほどでもないだろう
「焦ったんだぜ?時間になっても風丸戻ってないんだもん。チームの中で一番時間を気にしてんのに」
立てるかと聞きながら円堂がオレに向けて手を差し伸べた
その手を取って立とうとしたけど、やっぱり足に痛みが走る
黙っていようと思ったけど、つい小さく顔をしかめてしまった
円堂はそれをすぐに察したのか大丈夫かと顔をのぞかせてきた
心配させたくない
オレは痛みを我慢して大丈夫だと平素を装った
本当はこのまま自力で歩いて行くつもりだった
それに歩きだったらもしかしたら自分でもいけるかもしれないと思っていたから
だけど、こいつってなんでこんなに世話焼きなんだろう
円堂はオレに背を向けるとホラッと言ってきた
「えっ?」
「『えっ?』っじゃなくて、乗れよ!おぶるから」
それはつまり・・・おんぶをすると?
えええぇぇぇぇ///
「いいって///そんなことしなくても、歩くから!!それに恥ずかしいだろ///」
「は?でも、痛いんだろ?それに恥ずかしくないし」
こいつに羞恥はないのか!?
「ほんとにいいから・・・」
「いや、もう乗れ((黒笑」
「・・・ハイ」
こういうときの円堂に勝てない自分が情けない・・・((涙
オレは渋々円堂の背に乗った
「重いだろ?」
「どこが?もうちょっと食べたほうが良いんじゃないか?」
そこまで軽いわけがないだろ
少しムカついたので後ろから円堂の頭を軽く殴った
円堂も冗談だってわかってるから軽く笑って受け流した
「でも、軽いのは本当だよ。重いなんて全然感じない」
これでも、ちゃんと食べてるんだけどな・・・
円堂はGKで筋肉もついてる、オレとそこまで身長が変わらないのにこの差
オレだって頑張ってるのに・・・
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