Give＆Get
□好き嫌い
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大學パロ
「んと。マカロニとジャガイモと・・・トマトっ！」
「ざけんな。」
不動に買い物かごを取ってもらった風丸は
メモ帳を読み上げた。
「トマト食べないと大きくなれないぞっ！」
「もう十分大きくなったっ。」
好き嫌いの激しい不動を心配した風丸は
大学帰りに近所のスーパーによった。
「いやだ」といっていた不動も
風丸が無理やり連れて行こうとしたためあきらめたようだ。
「今日は不動の家にいって夕食作ってやる！」
「べつにいいんだけど。」
「だーめっ！お腹がたぼたぼになるよ！？」
そんな話をしている間に風丸はかごにトマトを入れた。
「あ―――っ！まじで入れやがったっ！」
「買うよ？私より背小さいくせにっ」
「うっ・・・てめぇが大きいんだよっ！」
風丸は不動の言葉を無視して店内を歩き回る。
メモに書いている品を次々とかごに入れていく。
「・・俺金ねぇんだけど・・。」
「私が払っとくよ。ちゃんと返せよ？」
「えー。」と抗議する声を上げるがそれも無視する。
会計を済ませると風丸はパンパンになった袋を二つ持った。
「買えるよっ！」
「・・おい。ほら。俺が持つからっ。」
不動は風丸から袋をとった。
「ありがとっ」と一言、俺の後ろから声がする。
真っ暗な中道を２人で歩く。
特に何もしゃべらなかった２人は不動の家についた。
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