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□甘くてほろ苦なキミ争奪戦
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2月14日

女の子の勝負の日
バレンタインだ


だが、その裏側には・・・

違う戦いが繰り広げられていた





≪甘くてほろ苦なキミ争奪戦≫






いつもは、下でゆるくまとめている長い髪を
今日は上でおだんごにして縛る

折角の作品に髪が入ったら大変だからねw

毎年ながら、この香りが好き
まったりとした甘い香り


料理は少し苦手だけど、ちゃんと練習したから・・・大丈夫だよね?
女の子だから・・・これくらいしても良いよね?




受け取ってくれるかな





円堂・・・










「おいっ、こら円堂。何勝手にアテレコしてるんだ」

「アテレコじゃねえよ、風丸が思ってることを受信して口にしただけだって」

「風丸がそんな風に思ってるとは一切感じられないのだが」

「幼馴染ですからwそれくらい受信できなきゃ」

「「いやいや、絶対思ってないって」」




そんなやりとりを、食堂の入り口付近で繰り広げられていた
風丸は気づいていない
そこには何人もの男子共が、獣のような目で狙っていることを



「エプロン姿の風丸ちゃん、可愛いなぁVv『おかえりあなた。ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?』とか言ってもらいたい///」

「いいね、それ。あっ、俺は風丸ちゃんのほっぺについてるチョコなめとってあげたい。赤くなる風丸ちゃん可愛いんだろうなぁ」


「鬼道隊長。変態くさい吹雪とヒロトをどうしましょう」

「緑川・・・一先ず放っておけ」



吹雪、ヒロト、放置決定
観察を継続します
ちなみに緑川は風丸が癒しを求めていたので円堂が雷門中から連れてきた
諺の問題に頭を悩ませていたらしいが


それは置いといて。こんな奴らが狙っているものはただ一つ
風丸からもらえるチョコだ

今日は2月14日
世間で言うバレンタインだ
男子が女子にチョコをもらえる神聖な日だ

女子は男子に気持ちを伝えるために奮闘
男子も男子で、女子にチョコをもらえるよう必死だ

ここにいる男共も例外ではない


イナズマジャパンのアイドルである、風丸からチョコを貰う
これが、彼らの今日の目標である


「豪炎寺や吹雪は、チョコたくさんもらえるから風丸のもらわなくても良いじゃん」

「本命は風丸だ」

「風丸ちゃんのもらえるなら、他のチョコなんて捨ててやる」

「いやいやいや、雪原のプリンスさん。その発言ちょっと」


緑川が吹雪の問題発言を止めようとしたが・・・吹雪の眼は本気だった
何故、この腹黒天使がモテるのか世界の女子に本気で聞きたくなった瞬間だった





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