Give&Get

□甘くておかしな10月31日
2ページ/3ページ

「そんなことよりお菓子〜」


風丸がアフロディーにしがみつく
さっきから振りまわされ本題を忘れられていた


「あぁ、お菓子だったね・・・って、風丸君なんだか目が輝いていないかい?」

「お菓子くれなきゃ悪戯するぞ〜」

「風丸君食べることになると本当に可愛いね」


眩しすぎる視線
しかもそれに迫られしがみつかれているアフロディー含め周りのものは目をそらした


「ボクからどうぞ」


そう言って吹雪は一袋のクッキーを風丸に手渡す
それを嬉しそうに風丸は受け取った


「ありがとVv吹雪」


その満面の笑みは会場中のものの胸を射止めたのは言うまでもない
観念したのかアフロディーもお菓子を差し出す


「あまり、期待するようなものじゃないけど」

「シフォンケーキだ+.+.」

「僕の手作りだよ」

「ありがとぉ〜Vv」


風丸がアフロディーに抱きつく
いつも、自分から風丸にちょっかいを出すため風丸からだと予想外すぎてアフロディーはその場で固まってしまった
風丸が名前を呼んでいるがまったく耳に入っていなかった


「豪炎寺!Trick or Treat!!」


風丸が同じように手を差し出す


「じゃあ、Trickで」

「Treatって言えよ変態」

「冗談だ」


そう言って豪炎寺は風丸にチョコを渡す
しかも


「なんかこってるな・・・;」

「夕香によく作ってやってるからな」


今までもらったものの中で一番こっている気がする
一枚の丸いチョコにホワイトチョコで綺麗に兎が描かれている


「というわけで」

「へ?」

「「「Trick or Treat」」」


アフロディー、吹雪、豪炎寺が手を差し出す
風丸は口元をひきつらせた


「無いなら悪戯だね?風丸君」

「準備はOk?」

「覚悟しろ」


三人が風丸に迫ってくる
すると





「ハイ」


風丸が手を出す
そこには3つの飴玉
それをそれぞれの掌に一つずつ渡す


「お菓子あげたから、悪戯無しなVv」


そう笑って、可愛い魔法使いは三人を置いて他のところに行ってしまいました
あとの三人はその魔法使いを呆然と見ることしかできませんでした







おまけ




照「以外に風丸君って準備良いね。お菓子のことしか考えてないと思ってた」

吹「絶対違う!風丸君がこんな準備良い筈ないもん」

豪「・・・鬼道、お前だな」

鬼「お前らの事だから、どうせ風丸に馬鹿げたことをやると思ってな」

照「ちなみに吹雪君と豪炎寺くんはどんな悪戯を?」

吹「風丸君の部屋に侵入するか、スキンシップを」

豪「持ち帰って夕香と風丸を愛でようと」

照「・・・」

吹「そういうアフロディー君は?」

照「連れ出して色々着せようかと」

豪「アフロディー、いつかそれが叶ったら写真をやいてくれ」

吹「ボクも〜」

鬼「お前ら・・・」



END
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ