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□ココロが教えるこの予感
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最悪だ、自分の不注意だったとはいえ
こんなことになるとは思ってなかった・・・
そんなことを思いながら
一つため息をついてその場にしゃがみこんだ
≪予想≫
立ち上がれば足首に鋭い痛みが走る
ひねったんだな・・・なんてのんきに考えている自分がいる
見上げれば高い崖
オレはその真下でため息をつきながら座り込んでいた
事の発端は雷門のキャプテンの一言から
『自主練しようぜ!!』
○○しようぜと言えばなんでも叶うとでも思っているのだろうか
まあ、実際みんな自主練習を始めたんだが
どうも、今日だけはどうしてもグラウンドを貸さなければいけなかったらしい
他の部が大会が近いそうだ
いつもだったら河川敷で練習をするのだがそれも他の奴らが占領中
仕方なくオレ達は近くの山にいってそれぞれの練習に取り組んだ
何度も来たことのある馴染みのそこはオレにとって練習に最適なところだったから好都合
・・・だったけど、その油断が仇となった
いつものようにランニングをしていた
だけど、今回は少し違って
いつもは近づかないところまで走って行ったのだ
そこは滑りやすくて昔から近づくなと言われてきた
だけど、オレは滑るなんてことはないだろうといってそこに行ってしまったのだ
そして今の状況に陥った
何事にも油断してはいけないな
岩場に取り掛かったところで生えていた苔に足を滑らせてそのまま崖を転がり落ちた
運が良かったのか悪かったのか怪我は足以外にない
だが、足をひねったことでオレはそこから動けなくなってしまった
最悪としか言いようがない
さっきまで走っていたので気付かなかったが今日は結構冷える
ユニフォーム姿のオレの肌に冷たい風が容赦なく吹き抜ける
この辺は誰も来ないから呼んだくらいでだれもいないだろう
どうしようもないこの状況
自分でもわからないくらい呑気だと思う
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