普通と異常

□異常な少女U
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「血……」
「どうして学校に……」
いーちゃんは呟きながら後ろの三人、人識と伊織と氷姫に目をやる。
「なんだよいーたん。俺らが殺ったとでも思ってる?」
「やってないですよぅ。心地よく眠ってました」
「私も。殺らないよ、今は」
「……これは見なかったことにしよう」
「ん?良いのか?いーたん」
「面倒事に自分から突っ込みたくはないからね」
「ふーん」
「いーちゃんらしいや」
地面についた血痕を無視し、4人は再び歩き出した。
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