君と居たい。

□第三話
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『む、むり…』


「大丈夫だ。俺に任せろ」

『そんなことしたら跡部くんが傷ついちゃう!!』

「ふっ。俺はそんな柔じゃねーよ」

『跡部くん…』

「俺が守ってやる!だから、」




「さっさと降りてこねーか!!三上!!」

『無理だって!こんなとこから飛び降りれない!!』

「じゃ、なんで!!んなとこ登ったんだよ!!」



説明しよう☆←


あゆは木から降りられなくなってしまったのだ!!\(^o^)/






今日依頼された内容は探し物。

久々に可愛らしいものであったため気が抜けていた。

探し物とは、ハンカチ。


依頼は密売とか、そういうのが多いんだけれども万事屋でもあるので一般の内容も管理している。



とは言っても、


『探し物って苦手なんだよなー』

しかもハンカチって見つけにくいし。


『どっか近くに落ちてない…か、なっと?』

ふと見上げた先には依頼書に添付されたハンカチが!


『あ、あった!!』

なにこれ!?

今日ついてるじゃん!!


ハンカチは木の枝に引っ掛かっているようだがあゆにとっては容易いもの。

木登りは好きな方だからだ!!



よいしょ、よいしょっと!!

『取れた〜!これで依頼完了って、あれ?』


下を見てみると意外とここが高いことがわかった。

しかも、

『私木登りは好きだけど降りれないんだった!!』


どうしよう!!


「何してるんですか?」

下から声がするので下を見てみると。


そこにはキノコヘアーの確か…

『誰だ?』

「あなたこそ誰ですか。というかそこで何してるんですか」


『降りれなくなっちった♪』

テヘペロ☆

「…」

『うわー!!ごめん引かないで!!冗談だから!』

「はぁ、バカですか?あなたは」

うん、今の状況からすれば私はバカだ。

『私は三上あゆ。君は?』

「1年の日吉若です」

『じゃあ日吉くん、出来れば誰か呼んできてほしいのですが、ってか助けて!!』

「部長でも呼んでくるか…」


小さな声でボソッといっていたので何を言っているのか分からず、


『え?ちょっと!日吉くん!?置いてきぼり!?』


去っていく日吉くんにガクッと項垂れる。



『はぁぁぁぁ、どうしよう!!このまま夜になるまで待つか!?いや、そんな長く待ってられない』


もおおおお!!


『日吉くんカムバアアアアアック!!』









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