夢処

□正直な気持ち
1ページ/2ページ


こんな一生はいやだよ

だって君を好きになってはいけないから



















ザー

「雨が降ってきましたね」

「そうだね」








雨の日は好きなんだ♪

だってすることがないでしょ?


だから君は、僕のところにきて相手をしてくれる







寝てなきゃいけないから

暇な僕にはとても嬉しいことなんだ









なんで僕のところにきてくれるのかな?

あぁそうか…

君は僕の事が好きなんだね







僕も好き…

でもそれはダメなんだ

だって、この先君を幸せに出来ないからね













「沖田さん具合はどうですか?」

「寒くないですか?」






そんなに心配しないで

そんなに笑顔を向けないで

君を抱き締めたくなってしまう















しばらくして雨があがってきた

幸せな時間が終わってしまう

さみしいな…

そんな事を思っていたら




「あの…」

「なぁに?」

「私好きなんです、沖田さんのことが…」














僕に断らなきゃいけない事を言わないでよ

でもなんで僕は君を抱き締めて

口づけまでしているんだろう




真っ赤な顔をしている君を見てからそう気づいたんだ













アトガキ→
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ