金星(文)

□変夢(へんむ)
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 学生時代の夢をみた。


 何故か街中のデカイ催事場に駆り出され、クラス全員で手伝っていた。

 トラックからホール内に機材を運ぶ一同。クラス一丸となっての作業なので、あっという間に運びおわる。

 現地解散と言われ、夢の中のクラスメイト(男子・ルッツ似)と近場のデパートで昼食をとる事にした。

 ファーストフード店や、ファミレスが並ぶ中、木造(木目調ではなく)のカウンターの、ラーメン屋がある。
(あ……あからさまに浮いてる。)
と私は思ったが、ルッツ(仮名)がその店を頻りに勧めるので、その風変わりなラーメン屋で昼食。

 ルッツ(仮)曰く、名物の珍妙なクジが有るそうな。
(今時、ねじり鉢巻のおやっさんが一人でやってる時点で、ここがデパートの5階のテナントであることを疑いたいが。)等と思考世界にダイブしていると、ラーメンと共にクジの入った箱が とん と置かれた。

 喜び勇んでルッツがクジを引く。
 何か当たったらしく、おやっさんにクジを渡す。

「あいよ。」

 出てきたのは、お持ち帰り用カップ麺(塩)。
 因みに、1・2等辺りまで行くと、規格外のカップ麺が貰えるらしい。

(ラーメン食べて、ラーメン貰ってもなぁ。)
と思ったが、ケチ根性が具わった私らしく、「貰える物なら貰っとこう」と、取り敢えずクジを引く。

 有り合わせらしい変形した入れ物からくじを1つ取り出す。

 結果は………
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