☆書斎-詩の放置場-☆

□存在理由
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生きていく為に どうしても理由が欲しかった そうでないと この世界に心が潰されそうだったから 必死になって探していても 結局見つけられなくて ただ心"ソコ"に虚無感だけが積み上げられてゆく
『世界中の人に認めて欲しい』とかじゃなくて 自分が想うたった一人に認めて欲しいんだ 自分と言う一人の人間が確かに存在している事を 唯一つ変わらない真実として
生きていく為に どうしても君が必要だった 君が傍に居るだけで とてもとても幸せだったから 『このまま時が止まれば良いのに』と何度も願った あの日君を引き止めていたなら……
君の笑顔が君の全てが唯変わらずに在れば良かった 『いつまでも一緒に居よう』と格好もつけずに言えたなら 君が居て君の名を呼べると言う この上ない幸せを 永遠のモノに出来ていたのなら…
『世界中の人に認めて欲しい』とかじゃなくて 自分が想うたった一人に認めて欲しいんだ それがどんなに我が儘な事だったとしても 存在理由"ココニイルワケ"を僕は『君』にしたかったんだ…

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