ﾃﾞｭﾗﾗﾗ!!
□夏
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「最近静かっすよねぇ……池袋」
「一番騒がしい２人、見掛けないもの」
「お前等、行くぞ」
「「はぁ〜い」」
池袋が静か。
そんな言葉が呟かれるようになったのは―――――。
‐‐‐‐‐―――――†
「暇だなぁ……」
カラーギャングの動きは此と言って無し。
ダラーズも動きは無し。
罪歌も動き無し。
情報屋の俺も当然動き無し。
池袋最強―平和島静雄―はと言えば。
「あっちぃ……」
暑さでダウン中。
「それは静ちゃんが、クーラーの音が五月蝿いって潰したからだよ」
「……………暑い」
「俺が被害被ってるからね」
「暑い………」
完全ダウン。
昔から夏場は弱ってたもんな。
「ねぇ静ちゃん」
「何だよ」
「俺たち恋人だよね？」
「………………あぁ」
そのどうしようもなく長い間は置いておこう。
「…海行かない。花火見に行かない、この夏のイベント何にもしてないよ!?」
「あちいから」
「静ちゃん……刺していいよね」
「暑い……」
別に期待してなかったけど。
「今日の夏祭り行くぞ」
「え…？」
「毎年行ってんだろーが」
「……俺と静ちゃん、ドタチンでね」
「………………」
まぁ、２人じゃないのは確かだけど。
行ってるのは、行ってるね。
「……なら明日の花火でもいい」
「その言い方凄くムカつく」
「臨也、手前文句言うな」
「言ってないよ。思ったこと言ったまで」
「…………………」
「あと静ちゃん浴衣着てね」
「……チッ」
「何で舌打ちすんのさ!?」
そっぽ向くって子供か!?
「手前も着たらな」
「毎年着てるけどね」
「……………………」
END.