デュラララ!!

□魔神
1ページ/1ページ









「……………おい」
「何かな静ちゃん」
何かな、だと?
この状況で何抜かした事言ってやがる此奴…。

「いい加減に離れやがれ」
「別に気にすること無いよ?」
久しぶりに此奴の家に来て。
何故かずーっと抱きつかれる事、数十分。

「うぜえ――――!?」
「何?」
「手前、何してやがる」
抱きついていた手がいつの間にか両手を拘束していた。

「いや、そろそろ限界かなと」
「何がだ、コロすぞ」
「出来るならいーけど?」
ニヤリと楽しそうに口角をあげる。
ヤな予感が――――。

「―――――っ、てめ」
「何かな静ちゃん」
さっきと全く同じように返事をする。
さっきと違うのは、此奴の行動。

「っの、変態が」
「静ちゃんが言うと、煽ってるようにしか聞こえないんだけど」
楽しそうに笑う。
首筋舐めながらどうやって笑ってやがる此奴。

「おい、臨也」
「何?」
「何がしてぇ」
「静ちゃんの首筋舐めたい」
「………いっぺん、マジで死んでこい」

「じゃあ、別の――――」
「それ以上、その事言ったらコロすぞ」
「はぁ〜い」
何か此奴……舐め魔か?

「…静ちゃん、変な事考えてない?」
「気のせいだろ」
バレたか。

てか、キス魔でもあるぞ。
何だ此奴。

「俺は静ちゃん魔だからね」
「もう喋るな」
「えぇ〜。だって本当だし」
それは嘘であってくれ。
「静ちゃん」
「あ゛?」
「大嫌い?」
「……?大嫌いだ」
マジでわけわかんねぇ。


























end

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ