デュラララ!!

□ニャンコ。
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「静ちゃんがその猫を連れてる理由はわかったよ」


分かったけどさ―――?


何で俺の家に連れてくるかなぁ。
猫を連れ込んでも別に問題ないけどさ?
自分の家があるだろうに。




「何だ…懐かれてるんじゃねぇかよ手前」
「かもしれないね……」
全く嬉しくないけどね。

別に猫が嫌いとかそういう訳じゃないけど。
犬よりかは好きな方だし。

けど――――。
あんまりいい気はしないな動物は好きでもないから。



よし。
静ちゃんをイジメよう。
最近静ちゃんが狼狽えてるの見てないし。



「ねぇ静ちゃん、一つ聞いてもいい?」
「んだよ…」
軽く疑われてる―――と言うよりかは嫌な予感がしてる、かな。


的中。
だよ、静ちゃん。


「何で一番に俺のとこに来たのかな?」
「……此処しか―――」
「此処しか……何?」
「………………」
黙り…ねぇ。

「あれ?俺はてっきり此処が広くてその上、俺が何も言わないから…だと思ったんだけど」
「…そうだよ」


嘘。
ホッとして気ぃ緩んだけど?


「それとも…俺しか思い浮かばなかった?」
「――――…」
「静ちゃん…?」
「黙れ臨也」
顔真っ赤にして言われてもなぁ…。

「じゃあ、折角だから今日は…ニャンコ――」
「黙れ。何か分かんねぇけど言ったら殺す」
あ。バレた?
怒って部屋に行っちゃったし。

「ナー」
「独尊丸、いいこだな」
俺は世界で三番目にお前を大切にしてやろう。
静ちゃんが顔真っ赤にするのを久し振りに見たからね。

「さてと―――」




今日はどうやって静ちゃんと寝ようかな。


「ニャー」
「勿論、お前も一緒だよ?」




















end

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