宝物(小説)

□行為室
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─今から1時間前
─午後7時



銀時と高杉は
同じバスケ部に所属していて、後輩の憧れである。


そしてバスケ部部長は銀時で、副部長は高杉というゴール●ンコンビである。



そして時間が経ち、時計の針が7時30分を過ぎた頃。



「はぁ――い!!今日はここまでな―!!今日は俺と高杉、顧問に呼ばれてるからお前ら片付けして着替え終わったら各自解散!」

「「はい!!」」

「はい、じゃあ解散!!」














─そして今
午後8時更衣室。




「はぁ〜高杉ィ〜おつかれ―」

「銀時こそおつかれ」

「おう〜今日遅くなっちまったから帰りなんか食べに行かね?」

「おう」

「やった、じゃあ行くか―…ってアレ?開かないんだけど…」

「銀時…無駄な演技はヤメロ。今日の沖田の話を思い出させるような事言うな」

「…………いや、コレマジで開かねぇよ…」



その言葉を聞いた途端、高杉の顔が真っ青になっていった。



「どぉす……る?」

「朝まで待つか?」

「おぅ…………………ってはぁあ!?」

「だから明日誰かが来るまで待つかって!!」

「つぅか此所さみぃ……」

「さみィのか?」

「うん……」

そう銀時が頷くと高杉は………







銀時の上に馬乗りになり、自分の体を銀時に重ね、首筋に吸い付いたり舐めたりする。







「高杉っ………知ってたのか?」

「何を」

「俺が…高杉を好きって」









「まぁな……」





そう言い高杉は銀時のベルトを外し、中に手を入れモノを弄りながら妖艶な唇にキスをする。





「ん…ぁっ…はぁ…んっっ」

「っはぁ………はぁ………銀時のこと…好きだった」




「う…そ…だぁ…」

「嘘だったらあっためなんかしねェよ」

「高杉………」










『ガタガタガタガタガタ』



「「!?!?」」







『ガラッ』



「ぎんとき…オメェ…」

「高杉ィィイィイ!!」

「おめぇら…」






"更衣"室で"行為"中の銀時と高杉の前に勢いよく現れたのは……






「「「ゴルァ!!!!!!」」」




と高杉を心配し、怒る沖田・土方・桂の3人だ。




「高杉ィ…大丈夫か!?」

「銀時になんかされてやせんかィ?」

「コレみてからモノ言え……………つぅかオメェら何で俺の心配ばっかり…」




「「「高杉が好きだからだ」」」




「はっ?何だよ今日は…」

「今日"は"ってなんだよ?」



「ゴホン!!おめぇらさっきから人を空気みたいに扱いやがって……。高杉はさっき俺のモノになったんだよね〜なぁ〜し・ん・す・けっ?」




視線が高杉に集中し、高杉の顔はみるみるうちに赤く染まっていった。




「まぁ…………な」




「ほーらな!!じゃ、高杉!もう1ラウンドす──っ「「「死ねよ銀時ィィイィイ!!!!!!!!!!!」」」




「ばぁか銀時。コイツらの前で誰がヤるかよ」





(終)
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