オハナシニャ

□ゼロス注意報!
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「リーナさん♪♪」

「っ//!?
ぜろす!何故毎回登場する度に抱き着くのよ!?」

今日もまた、何ら変わりの無い一日が始まった。
あたしがとある宿屋の一室で着替えを済ませた途端にあのお馴染み獣神官があたしに抱き着いた。
・・・最近、これに慣れてきた、あたしが怖いわ・・・


「ですからぁ〜、リナさんが可愛過ぎるからですっ」
「可愛いからってむやみやたらに抱き着か無いでよ!」

「イ・ヤです♪」


チッ、殴ったろか、コイツ。
ま、殴ったところでこの魔族には物理攻撃は無意味。無駄な体力も使いたくないし。


「離せ。」

「イヤでぇす♪」

「・・・・」


仕方ない。このテは使いたく無かったんだけど。
あたしはとある武器――ま、メガホンなんだけど―を取り出した!


「り、りなさぁん?目が怖いですよー・・・?」
「・・・・ふっ・・・




生きてるって素晴らしい!嗚呼、神様有り難う!希望が満ち溢れ、自然界全てに愛されてるみたいだわ!ありがとう!人生サイコー!!!!」

「ぐ、、、うわぁぁ;!リ、リナさぁぁあーん;止めて下さいぃ〜!」


あたしの生の讃歌(アメリアの受け売りなんだけど)で苦しそうに悲痛の叫びを上げるゼロス君。
やっぱり魔族にはこれよね!!


「だったら離しなさいよ。離すまで言い続ける」

「リ、リナさん目がまぢです・・・っ」


ゼロスはあたしから離れるといじけたように隅っこでのの字を書いていた。

「・・・ったく。」

「・・隙あり過ぎですよ」

いつの間にかあたしの後ろに現れたゼロスは、あたしの手に有るメガホンを奪うと燃やしてしまう。


「あーーー!!あ、あたしのメガホン、、、っ!」

「あんなモノ、要らないでしょ?」

ニッコリ。
うわぁ♪めちゃくちゃドス黒い笑顔を浮かべてるぅ♪
っなんて言ってる場合じゃないっ!ゼロスが詰め寄ってくるぅーっ!


「な。何で近付いてくんの?」

「・・・・秘密です♪」


ひ、秘密ってぇええ!いちいち秘密にしなくたって解るわよ!これから何をされるのかぐらい!


「あ、あのゼロ」とん。


ん?とん。?
あたしは恐る恐る後ろを見てみると。
・・・うん、何の変哲も無い壁ね。取り分け変わったとこなんか無い、どこにでも有るような。









・・・・・・・



か べ!?








・・・ッ・・・ッ・・・ッ・・・ッ・・・ッ・・・
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