爆丸
□罪と罰
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「一人暮らし、か…」
「なんだ、お前もしたいのか?」
バロンと別れ、ショッピングモールをぶらぶらと歩いているとユキトがぽつりとつぶやいた
「別に…ただ…」
「ただ?なんだよ?」
「ダンはいつか、自立するのだろう、と…」
「まぁ、だろうな…」
ダンの性格を考えると、いつまでも親元に、ってのは少し考えにくい
「なんだ、ダンが離れてくのは悲しいってか?」
「……そうね。悲しい、のかも」
少しだけ目をふせて、ユキトはつぶやく。毎度のことだが、ダンのことになるとやけに素直だ
「(たく…)ん?」
『どうした、エース』
エースが指差した先には空中に浮かぶスクリーン、そこには何やら空中物件なるものが紹介されていた
「バロンにはちょうどいいかもな」
『行ってみるか?』
「あぁ」
近くにこの空中マンションを紹介しているところもあり、行ってみることにした
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