爆丸
□新たな戦いへ
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納得という顔をするエースを横目にユキトはポツリポツリと、言葉を並べはじめた
「わたしがこの世界に来て、はじめて会ったのが、スペクトラ…」
「そうなのか?」
「ええ、そして…シルフィードが捕まっている、と聞いたの…」
「それでHEXに入ったのか…」
「スペクトラに誘われて、ね…そのほうが効率がいいと…」
知らなかった、ユキトとスペクトラがそんな協力的な関係にあるなんて…
「けど、だったらなんでHEXを抜けたんだ?シルフィードを助けるのが目的だったんなら抜ける必要はないだろ?」
「…スペクトラに言われたの」
「なに?」
「ハイドロンが、わたしを狙っていると…だから、逃げろと…」
そう、彼は言って自分を逃がしたのだ…
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